【ホテレス連載136】質的ポートフォリオの必要性
writer / hashimoto
例えば衣装をひとつの例に考えると、大きく分けて、内製とテナントと外部契約に大別できます。最も利益率が高いのは内製ですが、商品力を維持するのがきわめて困難です。次に内部テナントですが、その企業の劣化がオンタイムで見えにくいのがリスクです。ホテルが気づく段階では、マーケットと5年以上商品性が乖離している場合があります。最後の外部テナントは単純に複数社との契約が可能ですから、劣化に対するヘッジがききますし、なによりさまざまなスタイルの商品を持つことができるのですから、持ち込みが減るのは自明です。