【ホテレス連載111】本番当日のCSは、今後の売り上げのために
writer / hashimoto
こうして積み上げてきた見積項目通りの本番施行は、項目には載っていない部分の方がむしろ新郎新婦や親族、また招待客全員の目にさらされます。誘導やご案内、サービスなど、本番当日のCSにかかわる項目は、数多く存在しています。それらに及第点がついて、初めて良い結婚式となるわけです。さらにその評価は、ハウスウエディングでは存在しない、ロイヤリティとして、郎婦はもちろんのこと、列席者全員の今後のホテル利用を生んでいきます。会議や宴会、飲食や宿泊と、連動する売り上げをイメージしながらCSを組み立てるべきです。平均列席者が80名で300組の実施があれば、2万4千人ものポテンシャルを生むのが、ウエディング事業の最も重要な部分です。すべては今後の売り上げのためですから、「列席者=未来の顧客」という目線で、本番当日のオペレーションを見直してみてはいかがでしょうか。