【ホテレス連載94】直接できることはあまりない
writer / hashimoto
ウエディングの実務は、想像以上にセンシティブで複雑な要素をたくさん持っています。いたずらに組数を伸ばせ、成約率をあげろといった指示ではスタッフは動きません。むしろ疲弊していきます。さらに昔取った杵柄的に、自分だったらこうできる、現役のころはこうだったのような表現は、最も危険です。なぜなら、ウエディングはGMの皆さんが現役だったころとは、まったく違う商売に変わっているからです。しかも、こまかなマーケティングに至っては、刻々と変動しているのが現状で、これだけの巨大マーケットを作ったゼクシィですら、そのスピードに対処仕切れなくなってきています。ゆえに直接手を下せることはあまりないと、考えた方がスマートです。