【ホテレス連載49】組数にはこだわるが粗利感覚は少ない
writer / hashimoto
小さなプロデュース会社や単独店のゲストハウスであれば、比較的全スタッフが全てのアイテムの掛け率やプランのブレイクダウンを熟知していて、一件当たりの付帯売上粗利が65万円で、FBの原価率がいくらなどという教育を受けています。しかし、ホテルではそれらのコスト管理は分業されていたり、ひどいケースだと、30年前に契約したヘアメイク業者の分率を経理以外誰も知らない、などということもあります。組数にこだわることができても粗利に意識がないと、プランナーとしては半人前です。広告をこう変えて、パックの内容もここははずして初期見積もりの金額を落として、などといった建設的な意見は、なかなか出てこないでしょう。