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【ホテレス連載137】競争原理と保証金

writer / hashimoto

このように、商品の質的なポートフォリオとともに、複数社との契約は単純に競争原理を生みます。受注数や受注率、単価などを開示し共有していけば、互いのセールスが可視化され、おのずと企業努力がなされていきます。まれに情報開示に抵抗を持つパートナーがいますが、もはや論外です。仮に4社で300組をターゲットに持っているとして、限りなく100%に近い受注を獲得するためには、共同でのマーケティングやプロモーションが必要なのは言うまでもありません。加えて、フットワークよくパートナーの見直しができる環境も重要です。多額の設備投資や保証金は、ホテルとパートナー両者の取引を重いものにするだけで、決して顧客満足を向上させるものではありません。