【ホテレス連載121】秘匿どころかフェイントもある数字公表の現実
writer / hashimoto
都市部はともかく地方都市では特に、実施組数や来館数、成約率などの情報を非公開とし、他ホテルと一切コミュニケーションをとらなかったりします。さらに、わざわざホテル同士の会合に出向いて、毎月低めの数字を申告することで、競合会場を油断させ、自社の取り込みを有利に運ぶなどという知恵ものもお見受けしたことがあります。次月のフェアの内容や新しいプランなどは事前に模倣されないよう、秘匿することはあたりまえですが、結果に関して秘匿することは、果たして自社の数字にホントに意味があることでしょうか。