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【ホテレス連載101】満足いただくべきはオーナーでもオペレーターでも従業員でもない

writer / hashimoto

さらにトップの判断基準が微妙になればなるほど、恐怖政治が行なわれ、もはや誰も顧客の顔を見て仕事をせず、自分が勤めている会社の上司の顔を見て仕事をするという最悪の事態になります。もちろん周りにいるパートナー企業も、その判断基準の異常さが見えていながらも、取引を切られたらたまりませんから、お世辞しか言えません。ある公共系のホテルでは強力な婚礼課長の下、交代で毎朝ホテル周辺の歩道の掃除をさせられていたパートナー企業たちもいたぐらいです。株式会社である以上、確かに株主や運営者、そしてその従業員の満足があって会社は成り立ちます。プロフィットもそのためのものです。しかし、ウエディングにおいて最重要なことは、花嫁自身の満足にほかなりません。