【ホテレス連載65】良いコンサルと悪いコンサル
writer / hashimoto
ではここで、外部のプロフェッショナルの目線、考え方、アイデアを投入することを検討するとします。それこそこの数年で、それらのコンサルティング業務を行なう企業体は急激に増えてきました。大きく分けますと2種に大別できます。一つは、いわゆるゲストハウス事業での成功事例を、マーケティングからセールスまで一貫してそのまま導入を促してくるコンサル会社。もう一方は、そのホテルのこれまでのブランド感やエリア特性をもとにクライアントごとに新たな成功事例をホテルと共同で作ることを促してくるコンサル会社です。どちらも今後の事業の方向性次第で選択可能かと思われますが、前者は短期的な利益回復に有効で、後者は中長期的なブランド構築に有効と言えます。留意事項としてはハウスウエディングとホテルウエディングは事業そのものが明確に違いますので、コンサル投入の目的を再認識する必要があります。ただし、インセンティブ型ではない高額のコンサルだけは、ハイリスクと言えるでしょう。