【ホテレス連載51】コスト感覚を持ったチームは最強の戦闘力
writer / hashimoto
ウエディング事業で、プランナーからの意見を無視するマネジメントは、まずうまくいかないと言えるでしょう。しかし、そのプランナーたちが、まったく粗利を知らずに、即決のための値引きや高稼働日の少人数受注など、組数確保のために暴走していたとすると、その意見も内容が怪しくなってきます。いたずらに制服を替えて欲しいとか、サロンをリニューアルして欲しいとか、雑誌広告を増やして欲しいとか、費用対効果を注意深く見るべきでしょう。逆に、彼女たちが、さまざまなコストもふまえていれば、来館促進は問題ないから、成約率向上のためにコンプリメントで食事をとか、有益なアイディアも出てくるはずです。そして、チーム全体が、プロフィットから自分たちの給与が発生し、会社が存続していくのだという意識が生まれます。さらにインセンティブまで連動していれば、そのチームはとても戦闘力が高いですよね。